京都かやぶきの里/風景・駐車場・アクセスを写真でレビュー
日本人の心の原風景、一度も訪れたことが無いのになんだか懐かしい、と誰もが感じる場所が京都府南丹市の美山町にあります。
日本人のDNAに刻まれているからそんな気持ちにさせてくれるのでしょうか、その場所とは京都美山かやぶきの里。
今回は、心癒される日本の原風景に出会うため、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている美山かやぶきの里に訪れました。まるで昔話のような世界で、素朴で懐かしい風景が目の前に広がります。
かやぶきの里が気になって是非行ってみたい!と検討されている方は、たくさんの写真で紹介レビューしますので是非参考にしてみて下さい。
京都「美山かやぶきの里」について
丹波山地の中央部にある39戸ほどの茅葺屋根の集落で、京都府下では珍しくなった茅葺農家ばかりの景観を保っています。
丹波山地特有の民家形式の発展の跡をたどることができ、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
【住 所】
〒601-0712 京都府南丹市美山町北
【アクセス】
(公共交通機関の場合)
JR京都駅から園部・福知山方面(山陰本線)の快速電車に乗って園部駅で下車、ホーム向かいの各駅停車に乗り換え日吉駅で降ります。
日吉駅からは南丹市営バスが出ているのでそこから約1時間ほどで美山町に着きます。
(マイカーの場合)
京都市内からは、国道162号線を北上~高雄~周山~美山町もしくは京都縦貫道沓掛IC~園部IC~府道19号~日吉町~美山町で行けます。
一部の施設を除いて、ほとんどのかやぶき民家は普通に生活をされている住宅です。そのため、喫煙・私有地や田畑への立入・ごみ捨て・大声での会話などは絶対に避け、マナーを守って気持ちよく散策しましょう。
ただただ景色を楽しめるだけではなく、資料館や美術館にカフェギャラリー、お食事処や民宿まであるので、魅力たっぷり。それらの写真も撮らせてもらったので、後でレビューしたいと思います。
かやぶきの里駐車場
景観保全の関係もあり村内への一般車両の乗り入れは禁止されているため、公共交通機関以外で訪れた場合は集落手前にある駐車場に停めるようにしましょう。
駐車料金の一部は、かやぶきの里の景観保全に利用されているとのこと。
駐車場に入ると、係員さんがいるので指示に従って料金を前払いして駐車券を受け取ります。駐車料金は以下のとおり。
ちなみに時間は4月~11月は9:00~17:00まで、12月~3月は10:00~16:00となっています。
【駐車料金(1日)】
〇 普通自動車・・・500円
〇 中型・・・1,000円
〇 二輪車(バイク)・・・200円
〇 自転車・・・無料
京都かやぶきの里/風景散策レビュー
では、京都かやぶきの里で楽しい散策を開始!駐車場から道路を挟んで少し進んで左手側、ここらあたりが中心のスタート地点になるかと思います。
凄く天気も良くて、青空との対比が美しい。住んでいる方の迷惑にならないよう、素晴らしいかやぶきの里の風景をたくさん写真におさめてきました。
散策を開始して早速懐かしい気持ちになる景色をパシャリ。古びたパンの看板がすごい良い味を出していますね。この場に来たことが無いのに懐かしいと感じる。
これが日本人の心の原風景というやつなのでしょうか。時間が止まったようななんだか神秘的な気持ちになったりします。
入り口すぐのお地蔵さんのすぐ右手にあるこの植物。これが茅です!まさに写真を撮りなさい、といわんばかりの存在感。
といっても、茅とは屋根材や飼肥料となる草の総称のことで、茅という植物自体は無いそうです。ススキなどが代表的な茅の一種だそうですが、この茅の種類は何だろう。
そして、遠目に見ていた茅葺屋根に大接近。かなりの厚みがあって近くでみるとその重厚感に驚かされます。表面は瓦屋根にはない苔むした様子が見られ、とても風情を感じます。
まさに自然と住が一体化していて、昔々あるところに。。。という物語が始まりそう。日の当たらない側のかやぶき屋根は苔がびっしりで、苔好きにはたまらない写真が撮れますよ。
こちらは、里の中心部にあるカフェ・ギャラリー彩花。営業時間は11時~17時で不定休です。
お団子や大福、シフォンケーキにプリン・ゼリーと豊富なメニューが500円ほどでいただけるので、とってもおすすめ。
もちろんドリンク類もオリジナルのコーヒーやミルクなど充実しています。茅葺屋根の古民家で過ごすティータイムはきっと思い出深いものになります。
カフェ・ギャラリー彩花からもう少し坂を上ると見えてくるのがこの美山民族資料館。営業時間は12月~3月の間は10時~16時まで、4月~11月は9時~17時までです。
休館日は年末年始(12月~3月は月曜休館)で、入館料は大人300円 ・小、中学生は無料です。
北山型かやぶき民家の母屋・納屋・蔵が公開されているとともに、古くからの農機具、生活道具など約200点以上が展示され、美山のかつての生活を体感出来る珍しい貴重なものが多く展示されています。
類焼防止のため全戸に放水銃が設置されており、春と秋に点検の一斉放水が行われています。かやぶきの里と言えば、降り積もった雪景色やこの一斉放水のイメージを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
あいにく、2020年12月の一斉放水は中止となってしまいましたが、また機会を作って見に行ってみたいです。
他にも色々と写真を撮らせてもらったのですが、今回の散策レビューでの写真はこちらでおしまい。個人的に大好きな一枚が撮れました。
なんだか懐かしくて心が温かくなるような気がします。11月頃は美しい紅葉が里を美しく彩ります。その景色も是非見てみたいものです。
京都かやぶきの里/風景・駐車場・アクセス まとめ
京都美山かやぶきの里を心いくまで散策してきました。集落自体はそこまで大きくないので、さくっと見て回りたい人もカフェや資料館や景色をゆっくり楽しみたいという方も満足できる名所です。
なんたって民宿もありますので、周辺の観光地もあわせて色々見て周れることと思います。
かやぶきの里は、春には桜やレンゲが里山を美しいピンクに染めあげ、夏はすくすく育った稲が都会では味わえない涼を与えてくれ、秋には黄や赤に染まった紅葉が里を彩り、冬には苔むしたかやぶき屋根が真っ白に覆われ白銀の世界が見られる。
と1年中いつ行っても素晴らしい顔を見せてくれる名所です。
是非、日本の心の原風景に出会ってみませんか。きっと新たな気持ちになれると思います。
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