生き方が分からない・自分を変えたい時に読む本おすすめレビュー

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長い人生を生きる中で、自分はこのままでいいのかなあと思ったり、自分の考え方を変えたいなあと思ったことはないでしょうか。

 

学生だろうと社会人だろうと色々な経験をしていたら、それなりに生き方が分からなくなったり、自分を変えたいと思うことは自然なことだと思います。

 

軽いお悩み程度のものからかなり深刻なものまで程度の違いこそあれ、やはり読書というものはたくさんのことを私たちに教えてくれますよ。

 

今回は、そんな自分の生き方・考え方が分からなくなってきた。。変えたい!と思った人におすすめの本を紹介レビューしたいと思います。

 

私自身が、生き方がなんとなく分からないなあ、自分を変えたいなあとふと思い、色んな本を読んでみた時とても参考になった本たちです。

 

これらの本を簡単にはなってしまいますが紹介することで、参考にしてもらえれば幸いに思います。

生き方が分からない・変えたい時に読むおすすめ本

今回ご紹介するおすすめの本は以下の3冊です。

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生き方が分からない時に読む本3冊

この3冊を選んだのは私なりの理由があり、以下のように自分を変えるための考え方を順序だてて学べると考えています。

 

 ① まずは、早起きなどの技術を学び、生活習慣を変え自分の体調を整える

 ② 次に、自分の心が感じることを素直に受け入れ自分自身を認めてあげる考え方を持つ

 ③ 最後は、生きる上で必ずぶち当たる他人との人間関係について考え、自分を守る術を身につける

 

この3つが、自分の生き方が分からなくなった時に、自分を変える上で重要となる考え方になってくると思います。それでは、ご紹介したこの3冊を1冊ずつ詳しく紹介レビューしていきたいと思います。

生き方を変えたい時に読む本①

まずは、生き方を変えるために生活習慣、すなわちから変えていきましょう。生活習慣を変えると言っても色んな習慣があると思いますが、そのなかでもとりわけ朝の目覚めが一番大切だと思います。

 

朝起きる時間によって、その日一日の過ごし方が変わり、1週間・1カ月・1年が変わり、人生の時間の使い方が変わってくると思うからです。

 

という訳で、おすすめするのは習慣化コンサルタント古川武士氏著-人生の主導権を取り戻す-「早起き」の技術です。

 

この本は早く起きるためのコツももちろんしっかり教えてくれますが、それだけでなくたったの30分でも自分の意志で早く起きることで、人生の主導権を取り戻すことが出来る、ということ着目しています。


朝の1時間は夜の3時間に匹敵すると言われるほど朝1番は仕事の生産性が高い、と言われています。

 

精神的なエネルギーや体力は朝が最も高く元気があるので最も重要度の高い仕事を済ませておき、残り1日の仕事を自らコントロールする、というわけです。

 

また、起きる時間を自分でコントロール出来るようになると、仕事だけでなく、運動や勉強、ダイエット、プライベートの予定など自分で決めたことを守れる意志が育つようになります。

 

そうすることでセルフイメージを高め、他人の評価に左右されない、強い自信に繋げていきます。自信をつけるのに一番いいいのは「自分で決めた習慣」を続けること、と筆者は述べています。

 

また、朝の30分の早起きを、たったの30分と舐めてはいけません。もちろん30分いつもより早く起きることは辛いですが、そのデメリットより、得られるメリットの方がはるかに多いのです。

 

実際、私もこの本を読んでから30分の早起きを実践しており、以下の効果を感じています。

 

【よい生活習慣で得る感情】

▢ 朝30分余裕を持って家を出る「ゆとり」が出来る

▢ 朝に読書や勉強などをする時間が持てる「成長感」を得られる

▢ 駅までリラックスして太陽の光を浴びて歩く「爽快感」がある

▢ 電車が遅れても時間を調整出来る「余裕」がある

▢ 会社に30分前に到着して準備出来る「自己肯定感」が高まる

▢ 早く帰って好きなことをする「ワクワク感」を得られる

 

30分早く起きるだけで結局仕事が終わるのはいつもどおりだよ、という風に思われるかもしれませんが、もちろん働く時間の生産性を高め、短時間に仕事効率を凝縮する術も本書にてしっかり解説してくれていますのでご安心を。

 

この本で得られたメリットのみ具体的に紹介しましたが、方法論については、是非この本を読んでいただければと思います。

生き方を変えたい時に読む本②

生活習慣を変えて体の調子を整えつつ、自分の心と向き合っていきたいと思います。続いて紹介するのは、エッセイスト上原愛加氏あなたの感じることは絶対ただしいです。

 

思わずタイトルに惹かれて読んだ本ですが、とても心が穏やかになる本でおすすめします。どちらかというと女性に向けて書かれた本で、優しいイラストと読みやすい文章でサクサク読み進めていくことが出来ます。


人は、自分の心が守られていない時、「自分のせいだ」と思い込む状態にあります。自分が悪いのだと思ってしまうことが続くと心はすり減っていってしまいます。

 

そんな時は「自分が悪い」と思う、ある種理性的で理屈的な頭の主張は気にせずに、自分のあるがままの感情をあらわす命の主張にしっかりと耳を傾けましょう。

 

命が主張することが一番正しいことだから、と作者は述べています。

 

頭の主張は、私たちが生きてきた中で正しいと解釈され、そのように教えられてきたことであり、責任感であったり規範であったりします。

 

しかしその正しさは、命の主張が持つ正しさ2番目以降に位置付けられてしまう程度のものだということを忘れてはいけないのです。

 

もし、自分が感情によってどうしようも無い状態になった時に、それを自分のせいだ、自分が悪いんだと思い続けてきたならきちんと自分を守ってあげなくてはなりません。必要なのは以下の3つです。

 

 ① 何気ない日々の中で、なんてことの無い時に「ささやかに、こまやかに自分自身」を気遣う

 ② 「突拍子もない我がままをしょうがないから」聞いてあげる

 ③ いつも以上に「スペシャルなケアに挑戦すること」

 

なんともないと思っていても実は心はダメージを受けています。普段から自分自身を細やかに気遣ってあげましょう。それが出来るのは自分だけです。

 

また、本当に疲れた時は、少しくらい自分の我がままを聞いてあげたってバチはあたりやしません。自分でも特別でスペシャルなケアをしてあげましょう。

 

いつも以上のやさしさで自分自身をいたわることで自分の心を守り、心を和らげていきましょう。

生き方を変えたい時に読む本③

最後に考えたいのは、生きていくうえで絶対避けて通れない他人との仕事・人間関係です。

 

自分の生活習慣を変え、自分の心との向き合い方を整えることが出来たのなら、もう残すは他人との向き合い方になってくると思います。

 

ということで、紹介したいのは、心理カウンセラー石原加受子氏仕事・人間関係「もう、限界!」と思ったとき読む本です。


著者は、他者を気にするより、自分に焦点を当てる「自分中心心理学」を提唱しています。

 

自分の今の気持ちや感情の「感じ方」に気づくことが大事であり、「相手が思いどおりにしてくれなかった」というのは「他者中心」といえます。

 

自分の心を大事にする点では、2冊目と似通った部分はありますが、この本は他者の存在・言動への対処法を学べます。

 

他者が自分の思い通りになることを望んでいる時、人は自分よりも他者の言動に注目しており、まさに他者中心的な状態となっています。

 

そのような状態になると、自分の心が他者の言動に大きく左右されるので、心は不安定になってしまいます。そんな他者との関係における自分の心の持ちようを様々なケースを用いて教えてくれます。

 

困ったことに、他者中心になっている人ほど、相手に焦点を当てて相手の事を気にします。そして相手のことを見始めると「今起こっている」具体的なことではなく、相手の性格や人格に目を向けてしまいがちです。

 

つまり、他者を気にしている人ほど、つぶさに嫌いな人のことを観察してしまっているのです。

 

そしてそれは、相手を批判するための問題点を自分に納得させるための材料を揃えているだけであって、決して問題を解決するために詳しく観察しているわけではありません

 

そんな時は、人と物事を分けて考えるとうまくいく、と作者は述べています。

 

職場の嫌いな同僚がお土産をみんなに配っているとしたら、そんなもの欲しくもないと思うのではなく、「その同僚は嫌い」だけど「お土産は美味しそう」と分けて考えてみるのです。

 

分割して物事を見る意識を育てることが出来れば、嫌な相手との距離が遠くなります。マイナスの相手から離れ悩みが少なくなりますね。

 

また、責任を過剰に捉えることも、対人関係の上で大きなストレスになります。

 

自分だけの責任であれば、それほど責任を背負うのは難しくないはずですが、人の責任までかぶろうとしたり、自分の責任ではないのに相手の要求に答えようとするから自信を無くしてしまうのです。

 

責任をとらされると思い込んでいれば、「どうすれば責任を取らないで済むか」といったことにエネルギーを使ったり、どうして自分がそんなことをしなくちゃいけないんだ、と腹を立てることになります。

 

「やらされる」と思うのは自分であり、「自分の責任だけを果たそう」と決めれば、他者に自分を強引に動かされることはありません。

 

「自分は自分の責任だけを果たそう」という気持ちを持つようになれたら、もっと心は軽くなるでしょう。

 

このように、本書では様々なケースを用いて他者中心ではなく「自分中心心理学」を学ぶことが出来ます。

 

私自身も本書に出てきたようなケースにたくさん出会ってきたのに、このような考え方は出来なかったなあ、と目からウロコが落ちました。

生き方が分からない・変えたい時に読む本 まとめ

以上、私がとても参考になった3冊からそれぞれ例をあげて自分が変われた点を紹介してみました。少しでも読んでくれた方の参考になれば幸いです。

 

生き方が分からなくなって、少し立ち止まってしまった時。私はそれもある種のチャンスではないかと思うのです。元気いっぱいで順風満帆な時は、これらの本を読んでみようとは思いませんでしたから。

 

少し色々な考え方を学んでみたいな、知ってみたいなという思いになったからこそ、色々な本を読もうと思ったのですから。

 

周りの人々に相談するのも良い方法ですが、先人たちの知恵がたっぷり詰まった本と静かに対話するのもおすすめですよ。

 

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