退職代行サービスの実態を調査!メリットやトラブルはあるの?
楽しい年末年始やゴールデンウィークがあると余計につらく感じるのが休み明けの出勤日。。。
そんな長期連休明けの際にたくさん聞こえる「仕事行きたくない!」「退職したい!」という世間の声。もちろん他人事ではなく、会社勤めの方は誰しもそんな思いを感じたことがあるかと思います。
そんな社会情勢と相まって最近よく聞くのが「退職代行サービス」というワードです。辞めたいと言い出せなかったり、辞めさせてもらえない職場に勤める20代から30代の若者が主な利用者のようです。
今回は、そんな退職代行サービスの実態やメリット・デメリット、また起こりえるトラブルについて調査してみました。
気になる退職代行サービスの内容とは?
実際「退職代行サービス」って、業者は何をしてくれるんでしょうか?
「退職希望者の代わりに会社に対して退職に必要な諸々の連絡をしてくれる」というところまでは何となく分かりますが。
退職代行業者
「もしもし、〇〇さんの会社の方ですか?〇〇さんが辞めたいと言っております。ではよろしくお願いします」
だけではちょっと困りますよね。後々問題になりそうな感がすごい。
退職手続きに詳しくて、さらに会社ともめることなくスムーズに円満退職へと繋げてくれないと、退職代行を依頼する意味がありません。
退職代行のメリットとデメリットは?
退職代行サービスのメリット・デメリットについて調べてみました。もちろん業者によってカバーする範囲は違いますし、高額・低額の利用料の差によっても質は違ったものになってくると思います。
なのでここでは、口コミなどで評価が高かった退職代行サービスを行っている業者をメインに書いていきます。
【退職代行のメリット】
- 相談した当日から対応が可能(24時間受付のところも)
- 退職代行業者への退職依頼がお手軽
- もうこれ以上職場の人間と顔を合わさずに済む
- 弁護士より費用が安く済む
思い立ったが吉日!ではないかもしれませんが、退職代行サービスを利用しようとしている時点で、精神的疲労度はMAXでしょう。会社に行きたくなくなったその日から、対応してくれる業者が多いようです。
また、退職希望者本人にとっては仕事を辞めることは一大行事なので、退職代行業者に依頼するのも何かと気負って緊張しそうなもの。
しかし、相談自体は電話やメール、ひいてはLINEやチャット形式でも受け付けている業者もあり、かなりお手軽なものになっています。
そして、会社への連絡を代行するというのが一番のポイントですが、退職代行業者から連絡をしたことによって、本人は退職届の提出などを郵送で済ませられるように。
離職票などの必要書類も会社から郵送してもらえるように話をつけてもらえたらなお良いですね。もう職場の人間と会うこともないので、引き留められないというのは大きいかも。
気になる退職代行のお値段ですが、2万円~5万円ほどと幅はみられるものの、相場は大体3万円くらいだそう。
弁護士に退職諸々の手続きを依頼した場合の相場が大体15万円と言われていることと比べると、破格の安さと言えますね。
しかし値段で分かるとおり、弁護士と仕事内容を比較した場合、カバー出来る範囲は狭く、限界があるのも事実。そのあたりはデメリットでご説明します。
【退職代行のデメリット】
- 会社から連絡が来ないとは限らない
- 会社から訴えられないとも限らない
- 弁護士並みの仕事は期待できない
退職代行業者が出来るのは、「依頼者には連絡をしないで欲しい。」とお願いをする程度であり、強制力はないので、会社から絶対に連絡が来ないという保証はありません。
直接会社とやり取りしなくていいことを期待していたのに、電話が来てしまっては精神的負担も軽減できませんね。
また、バックレではないものの退職代行業者を利用して当日退職なんかした日には、会社に損害を与えたとして訴えられないか心配になります。
このような質問に対しての退職代行業者の回答は、「裁判コストが割に合わないため、会社はそこまでしません(100%ではありません)。」というような回答が多いです。
つまり損害賠償請求の訴えを起こされる可能性は否定できません。
また、退職代行業者は弁護士の様に資格があるわけでも、法律に精通しているわけでもありません。
弁護士に依頼すべきものとしては、残業代の不払いや有給休暇消費の交渉であったり、保険などの書類の手続きが挙げられます。
つまり、退職代行業者では、そこまで出来ないというわけです。弁護士法違反とかそういう話になってくるようです。
つまり、下手をすればこれらのトラブルが起こりうる可能性も否定できない訳です。
退職代行サービス まとめ
退職代行のサービス内容について色々と調べてみましたが、やはりメリット・デメリットはありますね。そこをどこまで見極めるかの判断は利用者にも必要になってきます。
あと、いきなり退職代行を利用して会社を辞めるという人たちばかりではなく、一度自分自身で掛け合ったけれども無いがしろにされたり、まともに掛け合ってもらえなかったりした場合の強硬手段として利用している人も多いようです。
個人的には、出来るだけ自分で言うべきだとは思います。会社も社員を育てるために費用や苦労を掛けているわけだし、職場の人間関係も終わりとはいえ円満にいくほうがいいに決まってます。
ただ、それは常識が通用するまともな会社だった場合の話です。世の中には無茶苦茶な労働・環境を強いる会社・人間が存在します。
自分の健康・人生に被害が及ぶくらいなら、こういったサービスを利用するのも一つでしょう。
仕事は人生において、お金を稼ぐために必要なものであり、やりがいとして大事なものではありますが、1つの場所にとらわれる必要はないと個人的には思います。
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